2015年8月28日金曜日

嬬恋・尾瀬ツーリング(2/2)

前回のつづき

2日目
この日も確か5時頃に出発したような。
同じ宿で登山される方もいたようで僕より少し早く出ていきました。

早朝の17号はとても景色が良くて
ゆったり流しながらでないと、
急いで高速に乗ってしまうと勿体ない気がして、
朝焼けに染まる空と山を眺めながら
六日町までゆっくり進むことにした。


そして
六日町→小出だけ高速を使ったのだけど…
早朝の関越道どうかしてるわ…
ぬうわキロで煽りあってる車なんて初めて見たし、
小出ICはETCゲート工事中でタンデムシート下のカードを取りだす手間がかかるし、
散々だった。

気を取り直して
国道352号「樹海ライン」が「沼田街道」に変わるまで
ひたすら走るぞ!ますは枝折峠だ!
(後になって気付いたけど
シルバーライン入口から檜枝岐村まで給油施設が一切ありません
余裕をもって挑むことを勧めます)


枝折峠手前、中央が会津駒ヶ岳
352号の枝折峠越えの区間は
線形の良い、県道50号奥只見シルバーラインが並行して通っているけど
二輪は通行禁止なのでひたすら352号を進み枝折峠に挑む。景色良いし。

この日は枝折峠ヒルクライムの開催日だったようで
8時から午後までシルバーラインとの分岐点~峠のサミット間が
通行止めにしまうらしい。早めに通り過ぎて良かった!
シルバーラインは離合が危険だからという意味もあっての二輪通行禁止なので
迂回路にならない=只見経由で那須を目指すことになり尾瀬は無理
ということになる。危なかった。

銀山平へ延びる道
挑むぜ!
枝折峠を少し過ぎたところで上の2枚を撮ってまた走り出す。
30分もしないうちに銀山平に着く。
急に開けたところに出たのでびっくりした。
冬は閉ざされてしまう土地なんだろう、ひとけの無い開けた場所は
妙な雰囲気があって居心地が悪かった。

ただ、
そんな細かいことは気にせずに
少し休憩を挟んでから奥只見湖畔に臨めば良かったと、
このさき後悔することになる。

奥只見湖のどこか。携帯の電波は終始圏外。
なんて前フリしてみたけれど
写真はiPhoneで撮ったこの一枚だけ。
3ケタとはいえ国道のアスファルトの上を沢が流れる「洗い越し」や
真っ暗すぎて半泣きで通過した「グミ沢トンネル」も
「携帯電話通信可能(ドコモ)5km先」の標識も
撮れてない。停まるとハチが集るから。

ただひたすらにバイクを走らせ、洗い越しの度に最徐行して、
自分の運転に酔いながら(乗り物酔いという意味で)
尾瀬の御池ロッジを目指した。

小白沢ヒュッテ付近にて。これも只見川なのかな
御池ロッジ
9:00、御池ロッジに到着。
この日の目標の一つにしていた場所だけど
ガソリンの残量が少なかったので焦ってすぐに出発してしまった。
御池ロッジの風呂に入ることが目的のひとつだったのに!

御池を境に樹海ラインは沼田街道へと名前を変え、
檜枝岐村の集落で給油をし、
さて風呂に入り損ねたが他の遊びはないものかと思いながら流していたら
ちょうど良い小道があったので入っていき何枚か自撮りをしてみた。

いかにも「夏!」って感じに撮れたような気がして
テンションアップ
こんなことしてる間にも汗はどんどん流れていき
意識レベルはダウン
すぐ先に道の駅きらら299があったので逃げ込んだ。

ちょっと珍しいと思ったのが、
ここで売っていたあんドーナツ、
白あんで優しい味がした。
普通に並べられていてポップもなし、
特産品の横で地味に袋詰めされていたから
正直たいしたことないあんドーナツだろうと思って買ったけれど
失礼なことを思ってしまったなと少し申し訳なく思ったり。

写真はないです。
暑さにやられてぼーっとしながら食べ切ってしまいました。

そのあと国道289号「甲子道路」を那須に向かって…
そういえば途中の道の駅しもごうで
ロシア人っぽい女の子が出店でピロシキを売ってたな、
店番っぽい感じの子で可愛かったからつい買ってしまった。
写真はないです。

甲子道路の甲子トンネル(水が湧いてしまうらしくトンネル内に隆起がある)
を抜け、きびたきトンネル(某オブローダーのブログで知った、
訳あってΩカーブを描くルートになってしまったトンネル)を通り過ぎ、
那須までやってきた。
ここからそのまま高速で帰っても良いのだけれど
折角だから塩那道路(那須側)を走ってみたかったので寄り道をしてみる。

那須山麓有料道路だった部分はリゾート地らしい施設が道沿いに並び、
高級車が多く行き来する、走りやすいけど正直居心地の悪い道だった。
観光地の道路としてちゃんと機能しているから、
本来の目的を果たしている道路だけれども僕が見たいのはそんな道じゃない!
何もないところに通った、何の為かよくわからない道に行きたいんだ!
と長々語ったところで次の数枚の写真が
塩那道路の那須側、盲腸線部分のものです。

法面のブロックが他では見たことのない六角形
こんな景色ばかり
やや荒れ気味の路面、難しい連続したコーナー、まったく対向車が来る気配のない道。
大型バイクだから気付きにくかったのかもしれないけど
勾配もなかなかきつい。
下りコーナーの手前でスピードを落とそうと思ったら
ブレーキの効きが悪くてそこで初めて気が付いた。
(ABSってこんな感じで効くんだー…)
こんなところで事故ったら大変だぞ…!電波入らないからな。

人の出入りが極端に少ない道や場所って雰囲気が違うな。
はっきり言って不気味。
風の音しかしない。
普段から色んな音に囲まれて生きてるのがよくわかる。それくらい静か。
慣れれば落ち着く静けさだけど非日常だからこそ良いものなのかもしれない。
やっぱり不気味で心細い!

「塩那道路」はこの先300m程遊歩道として整備され、それ以降は廃道化された。
遠くに見えるのはおそらく那須ハイランドパーク
この後は東北道をまっすぐ帰るだけ。
夕方には帰宅し、虫だらけの車体を軽く掃除しておわり。
久々の泊まりでツーリング行くのは本当に楽しかった。

次回は(たぶん)和歌山・串本について書こうかと。

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